【ジャンル】 アクション 102分
【制作国】 アメリカ 2008年
【キャスト】 ガブリエル・マクト、エヴァ・メンデス、サミュエル・L・ジャクソン
【監督】 フランク・ミラー
【ストーリー】
セントラルシティの平和を守るため、悪と戦う謎の男スピリット。
銃で撃たれようが、ナイフで刺されようが、すぐに自然治癒する驚異の再生能力を備えているが、なぜそんな能力があるのか自分でもわからない。
そして悪の帝王オクトパスも、同じ能力を持っている。
それゆえ二人の対決は決着がつくことはなく、因縁の間柄になっていた。
そんなとき、オクトパス絡みの事件を追っていた刑事が何者かに撃たれる。
手がかりは刑事が手に握りしめていたペンダント。
だが、そのペンダントにスピリットは見覚えがあった。
少年時代、恋した女性サンドに贈ったものだったのだ。
サンドはオクトパスの仲間なのか? 心揺らぐスピリットは・・・。
【ダラダラ】☆☆
原作はウィル・アイズナーが書いたアメリカンコミック『スピリット』。
監督と脚本を担当したフランク・ミラーも漫画家(代表作は『シン・シティ』、『デアデビル』等)で、この作品が事実上の初監督作品。
(『シン・シティ』(2005年)が映画化されたときに、共同監督というかたちでは経験している)
『シン・シティ』のときにフランク・ミラーはアメコミに新しい可能性を見いだしたのか、この作品でも同じ撮影技法や演出を用いています。
俳優はグリーンスクリーンの前で演技するだけで背景はほぼ全てがCG、色は白黒を基本とし、象徴的な部分にのみカラーをつけるというやり方。
今作は『シン・シティ』に比べるとカラーの部分が多いものの、画面から受ける全体的なトーンは同じです。
とはいえ、『シン・シティ』のようなハードボイルド作品を期待すると肩透かしをくらうので注意。
この作品に出てくる男たちはどこか抜けていて、滑稽な者ばかり。
スピリットは女好きで、美女と見れば甘い言葉をささやくナンパ野郎。
例えるなら、漫画『シティー・ハンター』の冴羽りょう。(古い?)
これに対し、女たちはみんな強くて、カッコ良くて、美女ぞろい。
物語に絡む女性は6人、中でもオクトパスの部下でコスプレメガネっ娘の
シルケン・フロス最高!男なら誰でも惚れるはず!
(ちなみに、シルケンは着物、オクトパスは侍風の衣装を着て、部下に切腹させるシーンあり)
まあ、それは横に置くとして、スピリットはこの6人のうち5人の美女とキス。
それは観客が主人公に反感を抱く大いなる理由になります。(笑)
でも戦いのときはさすがにヒーローとしての面目躍如。
ヒーローはそれぞれ特徴的な武器を持っているものですが、スピリットはそういう物は一切身に付けていません。
「街の全てが武器」という信条のもと、身近な物を武器に戦うのです。
例をあげると、階段・・敵を突き落とす、電線・・敵を触れさせ感電させる、
マンホールのフタ・・投げて敵にぶつける、雪・・雪玉にして敵にぶつける。
なんでもないことのようですが、これが意外とカッコイイ。
ソフト帽にアイマスクという変な格好でなければスピリットにも惚れたかも。
