交差点で前照灯(ヘッドライト)を消す車をよく見かけるんですが、
あまり意味のない行為なんですよね…
なにしろ、法令違反ですし
道路交通法によれば、
第52条 車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第63条の9
第2項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。
つまり、日没後は前照灯・車幅灯・尾灯は灯火しなければならないので、
交差点で待っている時に前照灯を消すのは法令違反です。
バッテリや電球への負担を減らすためという方もいるかと思いますが、
20年くらい前の車ならともかく、最近の車は逆効果です。
電気をつけた時が一番バッテリにも電球にも瞬間的に負荷がかかるので、
頻繁にON/OFFを繰り返すほど寿命は短くなります。
対向車への配慮という面もあるでしょうが、
坂道の頂点とかじゃない限り、ロービームであれば眩しくて堪えられないということはそうそう無いでしょう。
もし眩しければ、光軸がずれている整備不良車ですから
むしろ、前照灯を消すことで光量が減ってしまい対向車が見落とす可能性が高くなり危険です。
特に明るい交差点ほど、要注意かもしれません。
それに、発進の時に点け忘れてしまうこともあるから要注意です。
それに、本当に意味のある行為なら、きっと自動化されているでしょうしね。
何はともあれ、安全運転にさえ気をつけてもらえればと思います。
No.756