シャープ、産革新機構に出資打診 液晶分社化へ 経営再建中のシャープが、官民ファンドの産業革新機構に対し出資を打診したことが5日、分かった。主力のスマートフォン向けの中小型液晶パネル事業を本体から切り離して子会社にし、立て直しを図る。2015年度中に1千億円規模の出資を受けたい考えだ。 シャープは分社化に向けた専門チームを社内に立ち上げた。主力取引銀行も同意しているもようで、5月に発表する新中期経営計画に盛り込む。 中小型パネルを生産している亀山工場(三重県亀山市)なども新子会社に移る。産業革新機構が4割強の株式を保有する方向で交渉する。