浜松市の浜名湖で2010年6月、愛知県豊橋市立章南中の野外活動中に、20人が乗った手こぎ式ボートが転覆し、1年の西野花菜さん=当時(12)=が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた「静岡県立三ケ日青年の家」元所長檀野清司被告(57)の初公判が26日、静岡地裁(佐藤正信裁判官)で開かれた。
檀野被告は「私に過失があったことは間違いありません」と述べ、起訴内容を認めた。
起訴状によると、手こぎ式ボートをモーターボートでえい航する際、転覆しないよう注意する義務を怠り、西野さんを溺死させたとしている。檀野被告は今年1月、在宅起訴された。