NHKの籾井会長が私的なゴルフで使ったハイヤー代がNHKに請求されていた問題で、民主党の議員が“自分で支払う意思があれば支払い方法を確認できたはず”と追及したのに対し、籾井会長は“確認は不可能だった”と答弁しました。
24日の衆議院総務委員会で、民主党の階議員はNHKの籾井会長による私的なゴルフの際のハイヤー代について、“自ら代金を支払う意思があったら代金や支払方法を運転手や秘書室長に確認できたはずだ”と追及しました。
「運転手から料金を聞くということは不可能なんです」(NHK、籾井会長)
「成り行き任せだったのですね」(民主党・階議員)
「不可能なんです。お金もその時にはわからないんです。これがハイヤーを使う時の現実でございます」(NHK、籾井会長)
籾井会長は“ハイヤーを手配した時点で「自分で払う」と伝えていたものの、実務上の連絡ミスから伝票が通常の経理処理にのってしまった”“何万もの伝票から1枚を取り出して払うのは実務上手間がかかる”と説明し、運転手に料金を確認することも不可能だった、と答えました。
また、ハイヤーの乗車票の署名欄に秘書室の職員が署名したことはルール違反だ、との指摘に対して、籾井会長は「伝票は一切見ていない」としています。(24日13:32)