【ワシントン共同】安倍晋三首相が4月26日からの訪米時に米上下両院合同会議で演説することが決まった。議会筋が19日、明らかにした。4月29日に行う方向。首相の祖父である岸信介首相と池田勇人首相が米議会で演説したことがあるが、上下両院合同会議では初めて。ベイナー下院議長側が日本政府高官に伝達した。
首相側は具体的な演説内容の検討に入っている。議会筋によると、第2次大戦時の日本軍の行為についても何らかの形で言及する見通しだ。退役軍人団体などが首相に戦時の日本の過ちを認めるよう求めており、こうした動きに配慮するとみられる。