北方領土の面積狭く 測量精度向上、浸食の声も | 国際そのほか速

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 北方領土の面積狭く 測量精度向上、浸食の声も


 

  ロシアが実効支配する北方領土の面積が戦前の計測結果より計約33平方キロメートル狭かったことが、国土地理院(茨城県つくば市)の衛星画像解析で19日までに分かった。地理院は測量技術の精度向上が要因とみているが「故郷の海岸線が波に浸食されている」と指摘する元島民の声もある。


  地理院によると、これまで択捉、国後、色丹の3島と歯舞群島から成る北方領土の面積は、1922年に地理院の前身、参謀本部陸地測量部が作製した地形図を基に算出した計5036・14平方キロメートルとされてきた。