<カーリング女子>日本は連日の2勝…4勝1敗で首位に並ぶ | 国際そのほか速

国際そのほか速

国際そのほか速


 <カーリング女子>日本は連日の2勝…4勝1敗で首位に並ぶ


 カーリング女子の世界選手権は第3日の16日、札幌市月寒体育館で1次リーグを行った。日本代表の北海道銀行はノルウェーに6-5で競り勝ち、フィンランドには8-5で勝利。12チーム中、カナダ、スイス、ロシアとともに通算4勝1敗でトップに並んだ。 
 
  北海道銀行はノルウェー戦で序盤に0-3とリードされたが、中盤に着実に加点し、5-3と逆転。第8エンドに同点とされたものの、最終第10エンドに1点を加えて勝ち越した。 
 
  フィンランド戦も接戦となったが、5-5で迎えた第9エンドに3点を奪って突き放した。
 
  ◇格下の北欧2国 振り切るのに苦労
 
  ソチ五輪銀のスウェーデン、銅のスコットランドに連勝した前日と比べ、ミスが目立った日本(世界ランク10位)だが、格下のノルウェー(同13位)、フィンランド(同16位)を振り切り、この日も白星を二つ手にした。
 
  ノルウェー戦は有利な後攻で失点を重ねるなど序盤で3点のリードを許す。中盤に盛り返して第10エンドに勝ち越したが、このエンドもセカンド小野寺やサード吉村のショット精度は低く、相手の拙攻もあって辛くも勝利を拾った格好だ。4人全員がかみ合ったスウェーデン戦のショット成功率82%から大きく後退し、この試合は68%にとどまった。
 
  続くフィンランド戦も終盤まで競ったが、小野寺、吉村のつなぎのショットが改善。第9エンド、狙った場所に止めるドローショットを決めて大量点を呼び込んだ吉村は「力まずいいショットを打てた。精度は上がっている」と話した。
 
  今大会は、調子の波をなくすことがテーマ。若手3人を束ねるスキップの小笠原は「波はあるが、みんなよくやっている」。勝ちを重ねる中で課題に向き合えた一日になった。【江連能弘】