ミャンマーで警官隊が学生デモ隊を強制排除 | 国際そのほか速

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 ミャンマーで警官隊が学生デモ隊を強制排除


 
  ミャンマー中部のレパダンで10日、教育改革を訴える学生のデモ隊を警官隊が強制排除し、少なくとも学生ら127人の身柄が拘束されました。全国各地の学生らはこれに反発していて、今後さらに緊張が高まる恐れも出ています。
  ミャンマーでは、去年9月に成立した国家教育法をめぐり、「民主的な教育システムではない」と反対する学生らが1月から全国各地でデモ活動を展開しています。
 
  中部バゴー地域の町・レパダンでは10日、およそ150人の学生らがデモ活動を行いましたが、取り囲んだ数百人の警官隊が強制排除を行い、一部の警官が警棒などで学生らに暴行を加えました。警官隊はデモに参加していた学生ら少なくとも127人の身柄を拘束、多数のけが人が出ているということです。
 
  国家教育法をめぐっては、政府が学生らの要求に応じる形で改正への審議を始めていますが、学生らは即時改正を求めています。また、今回の強制排除を受けて最大都市ヤンゴンや地方都市でも強行的なやり方に反発する動きが広がっていて、今後、さらに緊張が高まる恐れもあります。(11日00:58)