武蔵、記録より南方で発見と当局 【マニラ共同】フィリピン沿岸警備隊当局者は10日、共同通信の取材に対し、米資産家ポール・アレン氏が発見した旧日本軍の戦艦武蔵とみられる船体が沈んでいる場所は、同国中部コブラドール島の北東約48キロのシブヤン海と語った。 当局者が明らかにした地点は、武蔵の戦闘詳報に記録されている場所からは南に約15キロ離れている。水深千メートルの海底に達するまでに、潮の流れに乗って海中を漂流したとみられる。武蔵の船体は1944年10月24日に沈没後、これまで確認されていなかった。