重大病が見つかるチェックリスト「冬バテ」(2) | 国際そのほか速

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 重大病が見つかるチェックリスト「冬バテ」(2)


 

  冬場は朝晩と日中との気温差が激しくなりますが、それが、「冬バテ」の原因の一番目となります。寒い屋外と、暖房の効いた屋内に対応しようとして、体が必要以上にエネルギーを消費し、自律神経の働きが乱れてしまうのです。気温が寒いと、交感神経が高ぶり、血管が縮みます。それとは反対に暖かい場合、副交感神経が高ぶり、血管が広がります。こうした働きをつかさどっているのが、自律神経です。しかし、気温差が激しいと、この自律神経のバランスが崩れ、体調も崩れるというわけです。冬は、四季の中で最も寒暖差があるとも言えます。


  また、冬バテの原因の二番目は、寒さです。寒さが厳しさを増すと、交感神経がより活発化し、血管が収縮するので、血流が悪化します。そうなると、リラックスを促す副交感神経が働かず、常に体が緊張した状態になり、冬バテを悪化させます。夏バテよりも症状が多彩で重度なのはこの理由によります。


  夏バテだと本人も注意しますが、冬バテというものがあることを知らないで、つい油断してしまうケースも多いようです。


 「冬バテ」の症状としては、「やる気が出ない」「イライラする」「筋肉のコリ」や「だるさや疲労感」「頭痛」「寝つきが悪い」などがあげられます。また、手足の冷えや、胃腸不良を訴える人も多いようです。チェック項目(※記事の下部に掲載)の【6】~【10】に当てはまる人は要注意です。


  では、具体的にチェック項目を詳しく見てみましょう。


 【1】の「爪が割れやすい」人は、交感神経が高ぶり、血の巡りが悪くなっている可能性があります。


 【2】「体がむくみやすい」のは、運動不足で代謝が落ちていることを示唆します。


 【3】の「汗をかきにくい」も、代謝が低下し、血行不良になっている証拠。


 【4】は、なぜこれが「冬バテ」に関係あるのかと不思議に思うかもしれませんが、血行不良になっていると、末梢神経に影響を及ぼし「耳を折ると痛い」と感じます。皆さんもぜひ試してみてください。


  とはいっても、「冬バテ」を解消するためにはどうしたらいいか。私のオススメの対策は、3つあります。


  1つ目が「体を温める」こと。38~40℃ぐらいのぬるめの風呂に入れば、リラックスする副交感神経が高まります。あまり熱いお湯に入ると逆効果なので気をつけて。


  2つ目は、「室内でゆっくりとした運動」です。ヨガやストレッチ、ラジオ体操などがオススメです。


  最後は、「規則正しいバランスのとれた食事」です。…