中国旅行会社最大手「携程旅行網」(シートリップ)によると、昨年の中国人旅行客の最大の旅行先は韓国だった。3月4日、中国新聞網が伝えた。
昨年の中国の海外旅行者は初めてのべ1億人を突破。旅行先の上位10カ国・地域は韓国、香港、タイ、日本、台湾、インドネシア、モルディブ、シンガポール、米国、カンボジアだった。
旅行スタイルではツアーと個人旅行が半々となり、個人旅行が着実に増えている。ビザ取得の条件を緩和したり取得費が安くなったタイ、日本、米国への旅行者は大きく増加。個人旅行の人気先となった。
また、昨年の海外旅行の消費額は前年比50%以上増加。例えばシートリップのサービスを利用してモルディブに旅行した旅行客の平均消費額は3万元超だった。北京、太源、上海、昆明、ハルビンの旅行者の消費額が比較的多く、化粧品や服飾、高級品などが人気を集めた。
海外旅行の主役である「80後」「90後」の旅行先としてはビーチへのハネムーンや結婚式が人気だった。
海外旅行のけん引役は上海、北京、広州、深セン、天津、杭州など一級都市の住民だが、二級都市の海外旅行者数も一級都市の倍以上のペースで伸びている。
(編集翻訳 浦上早苗)