
年末の大掃除に大活躍した後、その役目を果たすと姿をひっそりとさせてしまう、重曹。
しかし、お掃除だけでなく、様々なことに使える優れものなのをご存知でしたか?
たとえば、ほどよい研磨剤の役割を果たしてくれるので、顔のクレンジングや歯磨きに使ったり、手作りのお肌に優しいバスソルトを楽しむこともできるんです。
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まずは重曹の基本事項!
重曹は主に、酸化した汚れを中和して浮かせたり、研磨作用など、目的に合わせていろいろな力を発揮してくれます。
さらに、人に優しい理由は、弱アルカリ性の天然ミネラル素材であるからなのです。
一般的には薬用、食用、工業用(掃除用)の3種類があるので、お肌にも使用したい場合には、負担をかけにくい薬用もしくは食用を使用しましょう。
洗顔にスクラブ効果をON!くすみがスッキリ!
いつもの洗顔料を泡立てたら、重曹を小さじ1杯プラスしてなじませ、優しく顔を洗いましょう。
皮膚の汚れをやさしく落とし、毛穴の黒ずみもスッキリしますよ。
くすみのないツヤ肌は、お化粧ノリもとても良くなります。
また、マッサージ用のクリームを作って、週に1回行うのもよいでしょう。
作り方はとっても簡単! 下記の材料をよく混ぜるだけで完成です。
重曹:中さじ3
グリセリン:中さじ2半
マッサージする際は、皮膚の薄い目元や口元を避け、やさしく撫でるように行いましょう。
余ったら、密閉容器に入れておけば1週間ほど保管できます。
手作りバスソルトで、温泉効果も?
弱アルカリの天然ミネラル成分である重曹は、実は温泉の泉質とよく似ているのです。
しかも、お湯を軟水化してくれる作用もあるので、なめらかなお湯の湯あたりも最高です。
そこで、重曹を使ったバスソルトを手作りしてみるのはいかがでしょうか。
【材料】(1~2回分)
重曹:大さじ2
天然塩:大さじ2
アロマオイル:2滴(ミント、柑橘系は肌への刺激が強いので避けましょう)
材料をすべて混ぜて、お湯の量や好みに合わせて調節してください。
重曹が皮膚の余分な角質を取り除き、天然塩が身体をしっかり温めてくれます。
市販品の合成着色料や香料が気になる、という方にもおすすめです。
ただ、お肌が弱い方やアルカリアレルギーの方は使用を注意しましょう。
重曹とお水を同量混ぜ、絆創膏のガーゼ部分に塗ってパッチテストを行うと、使用する際も安心です。
他にも、重曹水(水1カップ+重曹小さじ1)を作って、ペットのブラッシングに使えば、毛並みにつやが出るだけでなく、消臭効果もあるのでおすすめです。
人にも動物にも優しい重曹の力を、ぜひ試してみませんか?