都内児童が稚魚放流体験=茨城県常陸大宮市 | 国際そのほか速

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都内児童が稚魚放流体験=茨城県常陸大宮市 

 

サケの稚魚を久慈川に放流する女子児童ら=11日午後、常陸大宮市

   茨城県常陸大宮市を流れる久慈川で、東京都内の小学生らがサケの稚魚の放流を体験した。自然や命の大切さを知ってもらおうと県などが推進している「体験型教育旅行」の一環で、過疎化が進む県北部地域の交流人口を増やすことも目的。
  立教女学院小学校(杉並区)の女子児童約20人と保護者ら計約40人が日帰りで参加。「いってらっしゃい」「また会おうね」などと声を掛けながら体長5センチ前後の稚魚約3000匹を川に放流した。
  5年生の酒井美奈さん(10)は「今はメダカみたいに小さいけど、サケが大きくなって帰ってくる時にまた来たい」と話した。放流された稚魚は太平洋に出た後、おおむね1000匹中3匹の割合で4年後に産卵のため遡上(そじょう)してくるという。【もぎたて便】