【ニューデリー時事】パキスタン警察当局は24日までに、イスラム武装勢力を装って金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の疑いで18歳の女子学生を逮捕した。AFP通信が報じた。
報道によると、北西部ペシャワル在住の学生は武装勢力メンバーに成り済まして資産家の男性に電話をかけ、「数百万ルピーを支払わなければ、子どもを誘拐する」などと脅した疑いが持たれている。
男性の通報を受けて警察が捜査したところ、学生が変声機を使って男を装った上、複数の携帯電話を使って約10人に同様の脅迫をしていたことが判明した。
学生は容疑を認めているが、いずれのケースでも金を脅し取れなかったという。
パキスタンでは武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)による誘拐や拉致が横行しており、被害者家族から支払われた身代金は活動資金源にもなっているとされる。