ヤナセ元役員、不正流用か=共済会から2億円、刑事告訴 | 国際そのほか速

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 輸入車販売大手のヤナセ(東京都港区)は20日、元役員の男性(64)が共済会から約2億円を不正流用していたと発表した。同社は同日までに、警視庁三田署に業務上横領容疑で刑事告訴し、受理された。
 同社によると、元役員は2002~14年、同社の互助組織「ヤナセ共済会」の口座から自身の口座へ約2億円を不正に送金していた。着服を認めているという。
 元役員は02年から共済会の実務責任者、04年からは会長を務め、会計を含む業務を一手に管理できる立場だった。後任の会長が昨年11月、元役員から業務が引き継がれないことを不審に思い、発覚したという。
 ヤナセによると、元役員は昨年12月に退任した。同社は「共済会規約の全面見直しに着手し再発防止に取り組む」とコメントしている。