「イスラム国」、米駐留基地に自爆攻撃…イラク | 国際そのほか速

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 【ワシントン=今井隆】米国防総省のカービー報道官は13日、イスラム過激派組織「イスラム国」の戦闘員20~25人が同日朝、イラク西部アンバル県にあるアサド空軍基地を攻撃したと明らかにした。

 このうち数人は爆弾付きのベストを着用し、自爆攻撃を仕掛けてきたが、応戦したイラク軍が殺害し、撃退した。

 基地にはイラク軍を訓練する米海兵隊約320人が駐留しているが、攻撃があった時は基地内の約3キロ・メートル離れた場所にいて死傷者はなかった。イスラム国戦闘員の一部はイラク軍の制服を着ていたという。米軍はヘリコプターや無人機を現場に派遣したが、既にイラク軍が撃退した後だった。

 カービー報道官によると、イスラム国は最近の戦闘で基地に近い町を制圧しており、アサド空軍基地に対する攻撃が繰り返される可能性が高まっている。