ソース 苫小牧民報
http://www.tomamin.co.jp/20150222230
苫小牧市は、市の貝である「ホッキ貝」の年間漁獲量が2013年も日本一になったと発表した。00年以降、
14年連続で、漁獲量は680トン(前年比4トン減)。全国のホッキ水揚げ量(混獲を除く)の約1割を占めた。
平均単価は1キロ当たり452円(22円減)だった。
市が道都府県の水産統計を基に、道内外の主要漁獲地の漁獲量を独自に調べた。
2位は根室管内別海町で428トン、3位は根室市で418トンだった。13年の全国漁獲量は6131トン(概数)で、
前年実績より355トン減少。00年時の8883トンから約3割減っている。
市農業水産課は「東日本大震災以降、福島沿岸でホッキ漁が再開していない影響もあり、
漁獲量が減少している」としている。
苫小牧のホッキ漁獲量は、1989年以降、94年の1255トンをピークに減少傾向にある。
苫小牧漁業協同組合では、ホッキについて一定の漁獲枠を設定した資源管理型漁業を展開。
水揚げ対象は殻長9センチ以上と決め、産卵期(5~6月)は禁漁としている。
苫小牧漁協は「資源管理型漁業を進めた結果、ホッキ貝の資源は増えている。
漁業者が減ったので水揚げ量も減少したが、関係者の努力で14年連続水揚げ日本一を達成できた」と話した。
画像 漁獲量が14年連続日本一となった苫小牧のホッキ貝
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