ユニクロ2年連続値上げへ…円安や原材料高で | 国際そのほか速

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 ユニクロを展開するファーストリテイリングが今年7~9月に順次発売する秋、冬物の一部で、平均5%程度値上げする方向で調整していることが分かった。

 円安のほか、綿やウールなど原材料の価格高騰が要因だ。大規模な値上げは、2014年に続き2年連続となる。

 同社は14年4月の消費税率引き上げなどを受け、14年夏~秋に同社として初めて、ほぼ全商品を一斉値上げした。今回は、値上げ対象を半分以下に抑えたい考えだ。春物や夏物は原則、据え置くとみられる。

 値上げの対象は、繊維が長くて細い上質なコットンを使ったTシャツなど主力商品が中心となる見通しだ。最大1000円程度値上がりする商品もあるという。

 ユニクロは中国などで製造して国内に商品を「逆輸入」しているため、円安は収益を圧迫する要因になる。綿を含めた原材料も、中国など新興国で需要が高まり、価格が上昇している。