「金自由にならず殺害」 京都・青酸事件、動機を供述 | 国際そのほか速

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 京都、大阪の青酸化合物を使った連続殺人事件で、殺人罪で追起訴された京都府向日市の筧千佐子被告が、2013年に死亡した夫勇夫さんについて「結婚後、金が自由にならず、青酸を飲ませた」と殺害の動機につながる供述をしていたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、勇夫さん殺害容疑で京都府警に逮捕された昨年11月以降の取り調べで供述した。千佐子被告は自らが約1千万円の借金を抱えていることを理由に勇夫さんとの結婚を当初はためらったが、「筧さんが(借金を)清算してくれた」と結婚に踏み切った経緯を説明したという。
 一方、勇夫さんの財産を目当てに結婚したが思い通りに金が使えず、犯行に及んだと動機につながる供述をしており、捜査当局は被告の借金の推移やこれまでに複数の男性から贈与された遺産などについて全容解明を進める。
 千佐子被告は勇夫さん殺害容疑について、逮捕時は容疑を否認していたが、京都地検が起訴する直前に「カプセルで青酸を飲ませた」と供述したという。