
レバノン出身の米ポルノ女優ミア・ハリファ(22)が、イスラム国のターゲットになっているのではないかと、インターネット上で大騒動になっている。
レバノン生まれのミアは、米フロリダ州マイアミ在住のアメリカ人。知的な顔立ちで、Hカップの豊満ボディーに黒縁メガネが特徴的だ。昨年、デビュー以降すぐに大人気に。成人動画サイトでは圧倒的なアクセス数を誇っている。
そんなミアのある動画が、イスラム国を刺激しているのでは、と問題になっているという。
問題の動画は、頭から白布をまとったミアが、白人男性の股間に顔をうずめているというもの。イスラム教の女性は「ヒジャブ」と呼ばれる頭と体を覆う黒い服を常に着用しており、このミアの行為がイスラム教を侮辱するのではないかと指摘されているのだ。中東の専門家はこう言う。
「この動画がイスラム教の女性を揶揄するものといわれても否定はできません。厳格なイスラム教徒を刺激していることは間違いない。また、彼女の名前『ハリファ(カリフ)』は、イスラム教の後継者を表していて、イスラム国の指導者バグダディが後継者になることを宣言している。それを使うこと自体が考えられません。スウェーデンの漫画家のように、いつ死刑宣告されてもおかしくない、大変危険な状況です」
先月には英ミラー紙が、ミアが中東から脅迫を受けていると報道。同紙では、ツイッターユーザーの「お前のやっていることは恥ずべき行為だ」とする声を紹介。動画を分析した上で、ミアの体には、レバノン国歌のタトゥーがあることも指摘している。
また、AFP通信によると、母国レバノンでも、ミアについて賛否両論が渦巻いているという。
イスラム国から正式な殺害予告こそないものの、ネット上では、オレンジ色の服を着たミアのコラージュ写真が出回っている。心配になってくる。