米艦以外防護に公明異論 安保法制、与党協議再開  | 国際そのほか速

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米艦以外防護に公明異論 安保法制、与党協議再開  

  自民、公明両党は13日、集団的自衛権の行使容認などを踏まえた安全保障法制の整備に向け国会内で協議を再開した。正式会合は約7カ月ぶり。政府は武力攻撃に至らない「グレーゾーン事態」で自衛隊が米軍以外の他国軍艦船なども防護可能とする法整備を提案した。公明党から異論が出され、次回協議以降に結論を持ち越した。自衛隊の出動手続きを迅速化するための電話による閣議決定方式の導入は事実上合意した。3月末までに法制全体の骨格を固める方針も確認した。

  米軍などを後方支援するため自衛隊の海外派遣を随時可能とする恒久法制定の是非が今後の大きな焦点となる。

  民主党北海道連の勝部賢志幹事長は15日、札幌市内で記者会見し、4月12日投開票の北海道知事選で独自候補の擁立を見送ると発表した。近く、既に出馬表明した元北海道放送アナウンサーのフリーキャスター佐藤のりゆき氏(65)の支持を正式決定する。

  民主党道連によると、北海道知事選で候補を立てないのは、民主党が流れをくむ旧社会党時代を含めて初めて。

  知事選には、現在3期目の高橋はるみ知事(61)も立候補を表明しており、自民党北海道連が推薦を決定。共産党北海道委員会は佐藤氏の支援も視野に対応を検討していることから、両氏の一騎打ちとなる可能性が高まった。