比女性の不法就労助長容疑 9人逮捕 | 国際そのほか速

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 フィリピン人女性2人をホステスとして不法に働かせたとして、岐阜県警は14日、名古屋市中区新栄、自称コンサルタント吉田幸司(57)、岐阜県美濃加茂市加茂野町、パブ実質経営者山口君枝(64)の両容疑者ら、男女9人を入管難民法違反(不法就労助長)容疑で逮捕した。女性2人はいずれも日本人男性との間に生まれた子供がおり、両容疑者らは「子供を日本の学校に行かせてあげる」などと言って来日させたという。

  発表によると、吉田容疑者らは、いずれも8歳の子供を持つフィリピン人女性2人(いずれも30歳代)を短期在留資格で来日させ、昨年6月から8月の間に、山口容疑者が実質経営するフィリピンパブでホステスとして不法に働かせた疑い。吉田、山口両容疑者らはいずれも容疑を否認しているという。

  フィリピン人女性は県警の事情聴取に対し、吉田容疑者らは「国際財団法人」を名乗り、「日本に来れば、永住権の取得や子供の就学ができる」と誘われ、子供を連れて来日したと説明。実際は、母子計4人はアパートの6畳1間で生活し、女性2人は低賃金で働かされ、子供たちも学校に行っていなかったという。