【カイロ時事】エジプトの首都カイロで8日、地元サッカークラブのサポーターが治安当局のスタジアム入場規制に反発して暴徒化し、地元メディアによると、警官隊との衝突で約20人が死亡、数十人が負傷した。
エジプトでは2012年、サッカー試合後のサポーター同士の衝突で74人が死亡するなど、興奮した観客による事件・事故が後を絶たない。このため、治安当局は最近、試合会場への入場規制を実施してきた。
8日の試合では規制が設けられず、サポーターが殺到した。当局が急きょ入場を制限したところ、方針転換に怒った人々が会場への乱入を試み、衝突に発展した。