【ブリュッセル時事】ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長(オランダ財務相)とギリシャのチプラス首相は12日、ギリシャへの追加金融支援をめぐり、実務的な協議を始めることで合意した。16日の暫定合意も視野に妥協点を探る。
ギリシャの交渉団と、EU、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)で構成し同国の財政再建を監視している「トロイカ」が13日にも協議を開始する見込みだ。
ギリシャ問題をめぐっては、11日のユーロ圏財務相会合で協議したものの意見の隔たりが埋まらず、16日に再度開催される同会合で話し合う予定。ギリシャとトロイカの実務協議は、財務相会合に向けた下準備との位置付けで、これが順調に進めばEU側が目指す同日の暫定合意の可能性も高まる。