アラバ、「ポジションは比較的どうでも良い」 | 国際そのほか速

国際そのほか速

国際そのほか速

 7日のシュトゥットガルト戦で、豪快なFKを決めたDFアラバ(22歳、オーストリア代表)に10日、インタビューした。

  ――5年前の今日、何があったか覚えている?

  「うーん、覚えてないな」

  ――バイエルンのプロ選手として、17歳でデビューした日だ。

  「そうか。もう5年も経ったんだ。早いな」

  ――すべてはファンハール監督(現マンチェスター・ユナイテッド監督)のもとで始まり、ハインケス氏、ペップ・グアルディオラ監督の下でプレーしてきた。

  「3人とも世界レベルの監督だ。どの監督の下でも大きなステップアップをすることができた。ファンハール監督はとても厳格だったけど、彼を必要とする人には力を貸す人だった。ハインケス氏は父のような存在。ペップは驚くほどサッカーの知識がある」

  ――シュトゥットガルト戦のFKはすごかった。30メートルの距離がありながら、左足の無回転キックでゴール右上にライナーで突き刺した。

  「15歳の頃から練習している。ロナルドやベッカムのビデオを見ながら、技術を向上させようと努めてきた」

  ――距離がある方がけりやすそうに見える。

  「25~30メートルの位置が得意かな。それくらいが僕のシュートの軌道にとって理想的だね」

  ――右足で蹴ったことはある?

  「ないよ。右だったら誰も蹴らしてくれないと思う(笑い)」

  ――右ひざを故障し、前期終盤までの2か月間離脱し、苦しかった?

  「あれは恐怖だったよ。本当に良い時期でなかったね。それが過ぎ去ってくれ、うれしく思っている」

  ――オーストリア代表では攻撃的MFなのに、ペップのもとでは守備的MFやサイドバックなどいろいろなポジションに起用される。

  「センターバックもあるよ。もし2年前にそう指示されていたら、『できるわけない』と、言っていたと思う(笑い)。でも複数のポジションができることは、デメリットにはならない。僕の望みは、できるだけ多くの試合にでること。どのポジションかは、比較的どうでも良いんだ」