20年続いた日本人大リーガー誕生、途絶える? | 国際そのほか速

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 今年、メジャー契約を結んでいる日本人選手は投手7人、野手2人の計9人。

  黒田(広島)、松坂(ソフトバンク)、中島(オリックス)、田中賢(日本ハム)が日本に復帰したため、マイナー契約の川崎らを含めても例年にない少人数となった。

  大リーグ入りを目指していた阪神・鳥谷が残留したことで、新たに海を渡るのは、レンジャーズとマイナー契約を結んだ前DeNAの冨田康祐投手(26)だけ。1995年の野茂英雄氏以来、20年間続いていた新たな日本人大リーガーの誕生が途絶える可能性も出てきた。

  新たなユニホームでシーズンを迎えるのは青木、イチロー、藤川の3選手。青木は昨季ワールドシリーズを制した強豪ジャイアンツの外野の一角として期待される。初めてナ・リーグで戦うことになったイチローは、若手外野陣との定位置争いに挑む。

  投手陣では田中将、ダルビッシュ、岩隈らがそれぞれチームでエース格となり、存在感を増している。開幕戦を任される投手が出てくるかに注目が集まりそうだ。

 (ニューヨーク 宮崎薫)