
エンジンの小型化や低燃費化など環境技術を利用した新ルールの導入を受け、ホンダが2013年5月にF1復帰を宣言してから約2年。今月上旬にスペインで行われた1回目の合同テストで新型マシンも披露した。伊東孝紳(たかのぶ)社長は「パワーユニット(エンジンと周辺システム)の最終仕上げに入っている。開幕戦でいいグリッド(スタート位置)から走りたい」と意欲を見せた。
マクラーレン・ホンダは、1988年に16戦中15勝という圧倒的強さを発揮し、黄金期を築いた。ロン・デニスCEOは「80年代のパートナーシップを再現し、近い将来に総合王座を祝いたい」と自信をのぞかせ、ドライバーのジェンソン・バトン(英)も「あこがれていたチームの一員になれてうれしい。開幕戦に準備万全で臨みたい」と抱負を語った。