麻生副総理・財務相は、イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件を強く非難し、テロ組織の資金源を絶つ取り組みを強化すべきだと訴えた。G20は10日に採択する共同声明に、テロ資金対策の強化を盛り込む見通しだ。
麻生氏は会議で「各国でもテロリストの許し難い暴挙による犠牲者が出ている。(テロ行為を)断固非難し、テロリストたちを絶対許さない」と述べた。人質解放に向けた各国の協力に謝意を示すとともに、中東の避難民への人道支援を今後も拡充する意向を表明した。その上で、「各国が引き続き、この(テロ資金対策の)分野での取り組みを強化していくことが必要だ」と訴えた。