軽費老人ホームの特徴 | 国際そのほか速

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軽費老人ホームの特徴 

定員約9万人分 待機者多く

 

  •   サービス付き高齢者向け住宅などより、費用負担が軽いのが「軽費老人ホーム」だ。原則として60歳以上の人が対象になる。

      食事と生活支援がついたA型と、自炊が基本のB型が従来あったタイプ。これに加え、サラリーマンの老後の住宅策として、食事付きの「ケアハウス」が1990年に作られた。2000年以降は介護保険のサービスが使えるようになり、10年には都市部でも整備がしやすいよう、部屋数が少なく、面積が狭い「都市型」が設けられた。現在、新設されているのはケアハウスと都市型だけだ。

      ケアハウスのうち約2割は施設内部で介護サービスが提供される「介護付き」で、それ以外は、外部の事業者と契約して介護を受ける。

      主に社会福祉法人が運営しており、整備費や運営費に都道府県の補助があるため、利用者の自己負担は比較的安い。A型で月額6万~7万円、ケアハウスで同9万円弱程度になっている。

      全国で約2200施設、定員は約9万人分しかなく、待機者がいる施設が多い。近くにあるかどうか知りたい場合は、市区町村か都道府県に問い合わせを。