紀伊水害の復興協力で芽生えた夢…奈良 | 国際そのほか速

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紀伊水害の復興協力で芽生えた夢…奈良 
  • 長谷川さん(左)が栽培したコウヤマキの挿し木や雑貨が並ぶ店内(奈良市で)
  •   奈良県野迫川村産のコウヤマキの挿し木や県南部の木材を使った製品を販売する雑貨店「やまからな」が15日、奈良市餅飯殿町にオープンした。

      代表の長谷川桂二さん(48)は「豊かな自然があふれる県南部について、挿し木や雑貨で知ってもらえたら」とPRしている。

      長谷川さんは埼玉県出身。奈良市内で勤務していた2011年9月、台風が接近した県南部に紀伊水害が発生した。被災地を支援するため、昨年4月、同村のふるさと復興協力隊に参加。村に移り住み、コウヤマキの栽培、生産をしている。

      12平方メートルの店内には、長谷川さんが育てた挿し木を中心に、上北山村や十津川村などの木材を使ったランチョンマットやハンガーなど約30種類、60点が並ぶ。長谷川さんは「枯れにくく、鮮やかな緑が魅力のコウヤマキや、良質な木材で作った雑貨を通して、県南部の産業振興に貢献したい」と話している。

      営業時間は午前10時~午後7時(月曜から水曜は午後6時まで)。木曜休み。問い合わせは同店(070・5650・5578)。