冬の珍味「でびら」、寒風に揺れる 愛媛県四国中央市寒川町の海岸で、天日干しにされたタマガンゾウビラメが寒風に揺れている。 漁は3月初旬まで。 早朝から沖合で漁をしていた約10隻の底引き網漁船が午後に帰港。15~25センチのタマガンゾウビラメが水揚げされ、漁師の妻らが内臓やウロコを丁寧に取り除いた。2、3日間乾燥させて仕上げる。 タマガンゾウビラメは地元では「でびら」と呼ばれ、冬の珍味として親しまれている。同市寒川町、漁業青木時正さん(69)は「骨を金槌で砕いてからあぶり、しょうゆで食べると最高です」と話していた。