ロッキード事件主任検事、河上和雄さん死去 | 国際そのほか速

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 元東京地検特捜部長で弁護士の河上和雄(かわかみ・かずお)さんが7日、敗血症のため東京都内の病院で死去した。81歳。

  告別式は12日午前10時半、東京都港区南青山2の33の20青山葬儀所。喪主は長男、和寛氏。

  東京都出身。特捜部検事のほか、法務省矯正局長などを歴任した。特捜部在籍中には、ロッキード事件の捜査開始時の主任検事を務め、渡米して米証券取引委員会などが収集したロッキード社資料から重要な証拠を選別して持ち帰った。1983~84年には特捜部長も務めた。

  91年に最高検公判部長で退官。弁護士に転じてからは、日本テレビの報道番組などでコメンテーターとしても活躍した。実兄は作家の三好徹氏。