
関西電力が導入し、中部電力も実証実験を始めた。節電を促すことで、経営の重荷となっている燃料費を減らす狙いがある。東京電力なども追随する見込みだ。
関西電力のサービスは、無料のインターネット会員に登録すると、電力の需給が厳しいと予想される日の前日か当日の朝にパソコンや携帯電話にメールでクーポンが送信される。
クーポンは、電気の使用量が増える午後5時~8時の間だけ、スーパーのイオンや家電量販店のエディオンなど約600店で使える。その時間帯に電気を消して、外出してもらうためだ。
昨年夏に同様のクーポンを5回配った際は1回あたり約4000人が利用した。関電は、各世帯の電気使用量は普段より5~15%程度下がったと推計している。