里見女流名人が6連覇…最多記録を更新 | 国際そのほか速

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 将棋の第41期女流名人戦五番勝負(報知新聞社主催)の第3局が8日、岡山県真庭市で行われ、里見香奈女流名人(22)が清水市代女流六段(46)を破り、シリーズ3連勝で6連覇を達成した。自らと清水女流六段が持つ同棋戦の最多連覇記録を更新した。

  里見女流名人は、女流三冠だった昨年3月から体調不良で休場。その後、例外として出場したマイナビ女子オープン五番勝負で敗れ、女流王座戦では防衛戦を辞退し、それぞれ失冠。一冠まで後退して今年1月、女流棋戦に復帰した。

  休場理由となった発熱などの症状は治まっていないといい、不安を抱えてシリーズに臨んだが、開幕すると、本来の終盤での鋭さを見せた。終局後、里見女流名人は「力を出しきれた。多くの人に支えられて、感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。