地域商品券倍増250億円へ 福岡県新年度目標 | 国際そのほか速

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 福岡県は、政府の地方創生に向けた交付金を活用し、県内の商工団体に対して、プレミアム(特典)付き地域商品券の発行をさらに促す方針を固めた。2015年度の発行総額の目標を、14年度の2倍にあたる約250億円に引き上げる。県は、プレミアム分の補充など約15億5000万円の支援費用を盛り込んだ今年度一般会計補正予算案を県議会定例会(9日開会)に提案する。

  同商品券は、商工会議所や商店街などが発行。客は購入分にプレミアムとして10~20%ほどを上乗せした額の買い物ができるのが特徴で、使用は、発行元が指定する加盟店舗などに限られている。政府は14年度補正予算で地方創生に向けた交付金4200億円を計上したが、同商品券の発行促進も織り込んでいる。

  同県は09年度から、発行に伴う事務経費などを補助する事業を開始。14年度は消費税率引き上げに伴う買い控え対策として、発行総額を前年度比1・5倍の計約120億円に増やす目標を掲げ、ほぼ計画通りに補助金計約6億8000万円を、福岡、北九州、飯塚各市や広川町などの129団体に交付した。15年度は国の交付金を受け、さらに地域経済の底上げを図りたいとしている。