喜納昌吉氏、沖縄知事選出馬へ…民主は公認せず | 国際そのほか速

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 民主党沖縄県連代表の喜納(きな)昌吉(しょうきち)・前参院議員(66)は24日、那覇市内で記者会見し、11月16日投開票の知事選への立候補を正式に表明した。

  米軍普天間飛行場(宜野湾市)の同県名護市辺野古沿岸部への移設を巡り、仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)知事(75)が行った埋め立て承認の撤回を掲げる考えを示した。

  会見で「撤回を明確に提言する候補がいない。民意に応える政治家が出てこないと駄目だ」と述べた。

  民主党は辺野古移設を容認しており、海江田代表は24日の記者会見で、喜納氏を公認しない考えを明らかにした。党の方針に従わない場合、処分も検討する意向だが、喜納氏の出馬の意思は変わらないという。

  同党は知事選を自主投票とする方針だ。同党の最大の支持団体である連合は、移設反対の翁長(おなが)雄志(たけし)・那覇市長(63)の推薦を決定している。

  知事選には喜納、仲井真、翁長3氏のほか、県民投票で移設の是非を問う考えの下地(しもじ)幹郎(みきお)・元郵政改革相(53)が出馬を表明している。