すでに110疾患が1月から先行実施されており、3月までに新たに約200疾患を選定する。
会合では、同省が候補として610疾患を提示。この日は協議した41疾患すべてが、客観的な診断基準が確立していることなど要件を満たしていたことから、大きな異論もなく了承された。残る疾患も順次検討が行われる。
医療費助成による自己負担限度額は大人の場合、世帯収入などに応じて原則、月2500円~3万円。人工呼吸器などが必要な場合は、収入に関係なく1000円の負担で済み、生活保護世帯は自己負担が生じない。
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◇医療費助成対象の41疾患
▽先天性ミオパチー▽マリネスコ・シェーグレン症候群▽筋ジストロフィー▽非ジストロフィー性ミオトニー症候群▽遺伝性周期性四肢まひ▽アトピー性脊髄炎▽脊髄空洞症▽顕在性二分脊椎▽アイザックス症候群▽遺伝性ジストニア▽神経フェリチン症▽脳表ヘモジデリン沈着症▽禿頭と変形性脊椎症を伴う劣性遺伝性白質脳症▽皮質下梗塞と白質脳症を伴う常染色体性優性脳動脈症▽神経軸索スフェロイド形成を伴う遺伝性びまん性白質脳症▽前頭側頭葉変性症▽ビッカースタッフ型脳幹脳炎▽けいれん重積型(二相性)急性脳症▽先天性無痛症▽アレキサンダー病▽先天性核上性球まひ▽メビウス症候群▽中隔視神経形成異常症(ドモルシア症候群)▽アイカルディ症候群▽片側巨脳症▽限局性皮質異形成▽神経細胞移動異常症▽先天性大脳白質形成不全症▽ドラベ症候群▽両側海馬硬化を伴う内側側頭葉てんかん▽ミオクロニー欠神てんかん▽ミオクロニー脱力発作を伴うてんかん▽レノックス・ガストー症候群および関連脳症▽片側けいれん片まひてんかん症候群▽環状20番染色体症候群▽ラスムッセン症候群▽PCDH19関連症候群▽難治頻回部分発作重積型急性脳炎▽徐波睡眠期持続性棘徐波を示すてんかん性脳症および関連症候群▽レット症候群▽スタージ・ウェーバー症候群