どこの劇団の人かわからないけれど

ふたりの男性が話していました。

片方の人が
ボソボソ話す人なので

なにをいっているのか
わからなかったけれど、

うつだけど
ステージにはたちたい、と
訴えているようでした。

そこの劇団は
障害者の方や
パニック障害のかたなどを
受け入れているところみたい。

劇団のかたは
非常に冷静に
意見をしていました。


その役者志望の男の人が
本当にうつかどうか

顔が見えないのと
声がよく聞こえなかったのとで
よくわかりませんでしたが、

アドバイスがとても的確で
いい感じでした。



わたしも 毎日
うつの患者様と
接するような仕事です。


最近は、
なんでもかんでも
うつ にしてしまいますが、


うつ状態と
うつ病は違うのは
ご存じでしょうか。



誰だって、
つらいことがあれば
死にたくなりますし
うつうつとするのは当たり前。

思い通りにいかなくなれば
おちこみます。

でも、
それはうつ状態にあっただけで
病気ではありません。


他人との付き合いがもともと
苦手な人だっています。


そういう人たちを全部ひっくるめて
同じ言葉でよぶのは
違う気がします。


まだ、
病気として はっきりとは、
エビデンスが確立されているわけでも
ありません。


ただ、言えることは、

本当に病気の人って
もっともっと くるしいんです。

ご家族もそうです。

そのへんをわかって
言葉を使ってもらえたらなと

話を聞きながら 思ったのでした。