ネットで知ったのですが

セシルという
ジンバブエの国立公園にいた、
有名なライオンが

アメリカの歯科医によって
スポーツハンティングの獲物に
なってしまったそうですね。

それを知った人達は
抗議の声をあげ、

その歯科医を セシルと同じ目に
あわせてやれ!なんて

言う人もいるのだそうです。



この記事を読んで、

あなたはどう思いましたか?



スポーツハンティングは野蛮!とか
違法行為なんじゃないの?とか

この歯科医は前に
アメリカ国内でも 危惧種の熊を
ハンティングしたことが
あるらしいから

常識がないのよ、とか、

そんな感じでしょうか。


私はこの記事を読んだとき、
とにかく、事実をもっと知りたい
と、思いました。

スポーツハンティングが
どんなものなのかとか

実際に セシルをころしたのは
そのアメリカの歯科医で
間違いないのか、

本当に違法行為だったのか

その国の文化や思想などは
どうなのか、など、

そういうことを知らないと
批判はできないと 思ったからです。


それはたとえば、
くじらを食べるのは野蛮で
おかしいとか

じゃあ、くじらと同じ生き物の
牛ならいくら食べていいのかとか、

そんな、
どうしようもない 論争と
同じになってしまうからです。


人は、
一部の切り取られた窓からしか
外を見ることをしません。

濃い色のサングラスをかけて
外を見ているといった方が
わかりやすいでしょうか。

事実を把握するためには
濃い色のサングラスをはずして、

自分の目で見なければなりません。

でも、大抵の人は
自分がサングラスをかけていることを
忘れてしまっているのです。

なぜかというと、
生まれたときから いままで、

宗教やその土地の文化や価値観で
ものをみていることに
気がつく必要がないからです。

まわりがみんなそうだからです。


でも、
世界は広いから

自分達の地域のサングラスだけではなく

その町やその地域や、
国や、その宗教などの
サングラスがありますよね。

ですから、
かけかえろ、ではなく、

いかに、濃い色のサングラスを
うすいものに変えられるか

ということが

同じものを見るにしても、

真実を知り、正しく行動する
基本になると思うのです。



もっとわかりやすくいえば、

あなたのまわりでも
悪く言われている人がいますよね。


でも、その人のことや
その裏側の背景を知って
その人が悪いといっていますか?

一部の人の たくらみで
その人は悪者にされ、
そういわれているのかもしれません。

一部の発言だけをとりあげて

なぜ、そう言ったのかを
知ろうともせずに

批判したりしていませんか?


まわりがいってることを
うのみにしていたり しませんか?


自分の目で その人を見て
その人と話をして

判断できていますか?


芸能ニュースでも、
ふつうのニュースでも、

ひとのうわさでも、
実際に何かを経験したときも、

事実をまず みて
背景を知ることをしたら

話がこじれたりすることもないと
おもうのです。



ちなみに、
このセシルの話は
まだ、続きがあります。

あるジンバブエの青年の意見です。

ジンバブエでは、
ライオンのために、
たくさんの人達が命を落としています。

ライオンのために
行動を制限され、
いつも命の危険におびえています。

ライオンキングの話のように
美化していませんか?

命を落とさないまでも
足を失ったり 腕を失ったり
大ケガをおったりしているのです。

そういう、
アフリカのひとたちのことを
忘れて、

ライオンのことだけ かわいそうだ、
保護しなければならないというのは

どういうことなのでしょうか。


… あなたは これをみて どう思いますか?