ブログネタ:あなたにとって春は出会いの季節?別れの季節? 参加中私は別れの季節派
転勤族の家族ですから、
春といえばお引っ越し。
まったく友達のいない
見知らぬ土地へ行く季節。
友達とも別れてしまいます。
だから、
春は別れの季節です。
新しい出会いにワクワクするなんて
ほとんどありませんでした。
どうやって新しい土地で
根っこをはって
強く生きようか、ということばかり。
地元から離れたことがない人は
小さいときから、
徐々に根っこをはって
そこに大きな安定があるけれど
転勤族は、
せっかく根っこをはっても
引き抜かれて
新しい土地に植え替えられる。
だから、
そんなに根っこもはれないし
ひとつの環境に
あわせていれば
それでいいなんて、
そんなぬるい生き方は
出来ません。
思いもよらない環境に
いきなりさらされて
苦労の連続です。
それに耐えられるだけの
力を持っていないと
枯れてしまいます。
新しい出会い、なんて
うきうきしていられるのって
自分の軸となる生活環境が、
何にもおびやかされたことがなく
何にも変化がない人くらいじゃないかな。
大好きな友達と
むりやり引き剥がされて
さようならをするんです。
距離的に会えないし、
環境が変われば
それぞれ違った環境ですごすから
よほどのことがない限り
連絡は途絶えてしまいます。
でも、なげいてばかりいたら
自分がダメになってしまう。
だから、
悲しくて辛くて泣きながら
でも、見た目は強がって
生きているのです。
いつまでも
なにかにしがみついて
甘い環境にいたって
自分がきれいな花を
咲かせられるわけではない。
たとえば寒暖差などの
ストレスを乗り越えるからこそ
花は美しく咲き誇り、
甘い果実を結ぶのです。
同じ花でも
生命力やあふれでる美しさって
育った環境で
全然違いますよね。
誰かにすがろうとしたり
全部誰かのせいにしたり
現実から逃げたり
自分の思い通りにしようと
わがままなことをし続けたり
そんなことをしているうちは
美しい花はつけられないし
次の世代へつなぐ
豊潤な果実は実りません。
だから、
別れって大事だと思います。
痛みは伴いますし、
あの時別れなかったら
もしかしたら幸せになれたかも
なんてことを思ったりして
未練たらたらになることもありますけど
あとから振りかえったら
自分のためになっていたりします。
つい最近、
知人が婚約しました。
彼女はわたしの知り合いの男性に
恋をしていました。
二人でいると、とても仲がよく、
端でみているこちらも
嫉妬するくらいでした。
でも、彼は実は思う人がいて
彼女はうすうす気がついていて
それで、彼をあきらめました。
そのあと、数年して
今、とても素敵な相手と巡り会いました。
あの時、あきらめなかったら
こんなに素敵な相手と巡り会わないで
延々と独り身を続けていたでしょう。
ちょっと話はそれましたが
とにかく、別れはつらい。
でもそれは
素敵な出会いへのスタートライン。
いつまでも
同じものにしがみついて
幸せを見失うか
別れて痛みを乗り越えて
本当の幸せをつかみに行くか
自分で決めることです。
転勤は自分では決められないから
急に辛さが襲いかかってきますけど
そうでない別れは
自分で決められますから
幸せになるかどうかは
自分で選べます。
自分が辛い経験をしてきているから
転校生や異動できた人には
環境に馴染みやすいように
気を配るようにしています。
この春、
新しい環境に来た人が
どうか、
すぐになじめますように。

