職場で、

データ入力がたまっていたので
その処理をやっていたら、

姿勢がいいですね、と言われました。

この姿勢が一番楽なのよ、と返したら

姿勢がいい人はみんなそういいますよね、
と言われました。

そんな会話をしていて
ふと思い出したことがあります。

ある先生が言ったことですが、

ヨガの八支則は良くできているね、

アップルをはじめ、一流企業で
瞑想を取り入れ始めたところは
多いけれど

瞑想をはじめてもすぐに
くたっとなる人が多い。

眠ってしまうんじゃなくて、

瞑想するために
静かに座っている、
その姿勢を保てないんですよね。

だから、
アーサナ(ポーズ)でからだを整えて
坐法をつくれるようにという、
順番なんですよね、と。

そう、

坐法を保ち続けるだけの
筋力や、柔軟性がないと
瞑想はできません。

だから、
瞑想が出来るからだを作るために
アーサナ(ポーズ)を学びます。


私もはじめのうちは、
…今もですけど、

30分座っていると
足がしびれてきて
瞑想どころではなくなってしまいます。

昔に比べたら、
長く座っていられるように
なりましたけれど、まだまだです。

ヨガのポーズは、
瞑想のための姿勢を
作りやすくするためにするもの。

なので、
ダイエットだ、姿勢改善だというのは、
ヨガの副産物。

ヨガをやっていく上で

本来のヨガの目的について
知ってもらえたらいいなと、思っています。

もちろん、ポーズなどの前に、
ヤマ、ニヤマという、

心の姿勢も大切です。

人間としてやってはいけないこと、
人間としてやるべきことについて
書いてあります。

たとえば、

物や結果、人に執着しない、
追いかけ回して、その人の時間を盗まない、

ありのままとわがままは違うんだよ、
常に自分を高めるために勉強しなさい、

みたいなことが書いてあります。

そういうことを実践しつつ、
アーサナを学び、呼吸法を学び、
瞑想へと移っていきます。

何事も順序って大切ですね。

職場の子達はまだ、
若くて回復力があるから
多少のことでは
からだを壊すことはないかもしれません。

しかし、
これから、忙しくなる時期。

からだが疲れないための姿勢が
どういうものかを知っていてほしいし、

その姿勢を保てるだけの心と
筋力や柔軟性を身に付けてほしいなと
思っています。