この季節だから
仕方がないのでしょうが
ホラー映画のCMを
よく目にします。
そしてそれに出てくる
髪の長い顔の白い女性を見ると
なぜだかいつも
源氏物語に出てくる
六条の御息所(みやすどころ)を
思い出してしまいます。
でも、
自分の時とは全く違って
そこには葵の上もいて、
身分の違いから 葵の上に
場所を明け渡さなくてはならず
くやしい思いをして
帰路につきます。
生き霊になってしまい
葵の上を、
そして、
光源氏が別に愛した夕顔も
とりついて殺してしまいます。
好きにならずにいられない
気持ちになるのはわかりますが、
六条の御息所は、
どうして心のコントロールが
出来なかったのでしょう。
自分を愛してくれない男に
執着を手放せば
彼女は幸せになれたはずです。
そして、
彼には大切な人がいるのです。
忘れられない大切な人が。
浮気するのも、
その人の面影を追っているから。
当たり前のこと。
その当たり前が、
できない人の
共通点はどこだろう。
そんなことを考えながら
源氏物語を読んでみるのも
いいかもしれないですね。
仕方がないのでしょうが
ホラー映画のCMを
よく目にします。
そしてそれに出てくる
髪の長い顔の白い女性を見ると
なぜだかいつも
源氏物語に出てくる
六条の御息所(みやすどころ)を
思い出してしまいます。
六条の御息所は、
一番始めのほうに出てくる女性で
年下の光源氏に恋をします。でも、
光源氏は、
本妻の葵の上が出産とあって
葵の上をとても大事にし、自分の時とは全く違って
ものすごく気を遣っているのを
目にします。
そして、何かの催しで、
せめて光源氏の晴れ姿を見ようと
出掛けたけれどそこには葵の上もいて、
身分の違いから 葵の上に
場所を明け渡さなくてはならず
くやしい思いをして
帰路につきます。
そうやって、
光源氏におもいを募らせて生き霊になってしまい
葵の上を、
そして、
光源氏が別に愛した夕顔も
とりついて殺してしまいます。
光源氏は、
どの女性にも優しい人。
好きにならずにいられない
気持ちになるのはわかりますが、
六条の御息所は、
どうして心のコントロールが
出来なかったのでしょう。
自分を愛してくれない男に
いつまでもしがみつづけたのは
なぜなんでしょう。
執着を手放せば
彼女は幸せになれたはずです。
そして、
彼には大切な人がいるのです。
忘れられない大切な人が。
浮気するのも、
その人の面影を追っているから。
そのおもかげの人は
自分ではないのです。それを認めるのは
辛くて悲しいのは当たり前ですし
当たり前のこと。
その当たり前が、
できない人の
共通点はどこだろう。
そんなことを考えながら
源氏物語を読んでみるのも
いいかもしれないですね。
