6月19日は太宰治の遺体が発見された日ですね。

17日にNHKで太宰治の特集をやっていました。

それをみていて、ぐっときたセリフがありました。


罪多き者はその愛深し。


「春の枯葉」という作品のものということで

ちょっと興味が出て、読んでみました。


聖書にこれあり。赦(ゆる)さるるの少き者は、その愛する事もまた少し。

この意味がわかるか。

間違いをした事がないという自信を持っている奴に限って薄情だという事さ。

罪多き者は、その愛深し。


という主人公のセリフの一部分です。


詭弁(きべん)ですわ。それでは、人間は、努めてたくさんの悪い事をしたほうがいいのですか?

と、主人公の奥さんが返すのですが、

奥さんのセリフ、昔の私ならそういっていたかもしれないです。


でも今は主人公の

「罪多き者はその愛深し」という意味がわかるようになりました。