【番外編】やられた!クレジットカードの不正利用 | 「ハーフ・現地校・塾なし」から「国公立大学医学部合格」へ

「ハーフ・現地校・塾なし」から「国公立大学医学部合格」へ

高校卒業まで海外で育った息子。
家庭学習を通して「医大合格」までを応援しきった親父の回顧録。

やられました。

 

クレジットカードの明細に身に覚えのない支払いが山のように。

 

合計5000ユーロぐらい。

 

今年に入ってから、私はほぼ毎日クレジットカードの明細をチェックしていたのですが、今月だけ娘の大学受験やイタリアへの移動やらでちょっとサボってたら、タイミングを見計らっていたかのように。

 

9月14日にスペインの良くわからないサイトでのクレジットカード利用で3.99ユーロ。

 

そしてその後、堰を切ったように「FEVER」なるところから

14日に99ユーロを4回と66ユーロを1回。

15日に99ユーロを5回。

16日には調子にのって、99ユーロを9回と33ユーロを1回。

ちょっと間をあけて

19日に83.6ユーロを5回

20日も83.6ユーロを5回

21日は83.6ユーロを8回

22日はラストスパートか83.6ユーロを13回。

 

気づいたのが24日なので、まだ23日と24日の明細を確認しないといけませんが、本当にやりたい放題されました。

 

銀行にクレジットカードをブロックするために電話したとき、この「FEVER」ってのもスペインから請求されているとのこと。

 

一体全体、どうやってクレジットカードの番号が流出したのか、それに普通はカードを使ってネットで買い物をすると携帯に認証の通知がくるのですが、このFEVERの「買い物」に関しては来てない。ということは私のPINを解読して使ったってことですよね。

 

全く身に覚えがないのですが、この話を娘にした時、「あの鳩のお面ちゃう?」と。

 

2~3ヶ月前に娘が高校生活最後の文化祭の演物でつかうための鳩のお面を購入したのです。普通にアマゾンでも購入できたのですが、早急に必要だったので、海外の正直、ちょっと良くわからないサイトで購入したのです。もしかしたら、その時にカード番号が流出して、この2~3ヶ月でPINが解読されたのかも。。。いずれにせよ、よくわかりません。

 

私は普通、ネット通販ではアマゾンなどの大手以外ではPaypalを使えるところでしか購入しません。

 

 

フランスでは 

 

さて、24日に気がついてからの顛末をご説明します。フランス在住の方には参考になると思います。

 

まず、カード会社に電話してカードが不正利用されたことを通知し、カードをブロックしてもらいます。

 

そこで「numéro d'opposition」という数字を教えてもらいます。私達の場合は7桁の数字。

 

そのあと、PERCEVALという国のサイトでカードの不正利用の被害届を出します。

 

 

ここで、銀行でもらったnuméro d'oppositionと不正な引き落とし(transaction fraude)の詳細を記入します。後の捜査のために、気がついたことなどを記入したりもします。

 

そしてこの被害届の提出(dépôt de plainte)が一通り終わって、受理されると受領書(récépissé)をダウンロードできます。

 

そしてカードを発行している銀行の担当者(conseiller, ère)に連絡して、numéro d'oppositionと受領書(récépissé)を送ります(基本、銀行のサイトでアップロードです)。

 

そうすると担当者が不正利用の引き落としをContesterしてくれます。要は、これらが不正利用であることを認めてくれるのです。

 

Contestationが終われば、確認の書類が届いて、それにサインして(サイト上での電子サイン)、終わりです。

 

銀行によると思いますが私達の場合、すべて銀行のサイト上でやり取りが行われ、あっという間に終わってしまいました。私達の担当者も相当優秀な方だと思います。

 

これらのことを一通り終わらしたのは20日まで不正利用の分で、その翌日に明細を確認したら21日と22日の分が新しく引き落とされている。

 

また銀行に電話して、PERCEVALに被害届けを出すのかとおもったら、その必要はなく。同じ懸案なので直接銀行の担当者に連絡をとってContestationをしてもらうだけでいいのです。

 

ちなみに、不正利用の内容によっては銀行側が「被害届は不要」と言う場合もあるそうです。その場合は、すぐにContestationを行ってくれるとか(私の妻の同僚の場合)。

 

フランスではクレジットカードの不正利用に関する損害は銀行が補償する法律があるそうです。何年か前に可決されたそうですが、確かに近年、銀行の不正利用への対策はかなりレベルが上がったように思えます。

 

日本ではどうなるのかとおもって、いろいろ調べてみたらカード会社によって多少の違いはあるみたいだけど、殆どの場合は過去2~3ヶ月分は補償してくれるみたいです。まにに明細をチェックする必要がありますね。

 

有名なセゾンカードだと

 

ただし、絶対に注意しないといけないことがフランスでも日本でもあります。それは規約を守っていない場合は補償されないということ。よくあるのが家族間利用だとか。自分以外が使った場合は補償されません。私も一番最初に銀行に電話したときに「私以外が使ったか?」と聞かれました。もし仮に、なにかの勘違いで「はい」とでも言っていたなら、補償はされなかったということなのかも。怖いですね。

 

補償はすぐにされました。月末に5000ユーロ引き落とされることはありません。