社会という集団の中になかなかなじめない、参入できない
遅れ感や疎外感、見捨てられ感などを感じている
そんなとき、あるきっかけにより出てゆけなくなる
それぞれ人によって多少の違いはあるものの、結果的に人と交われなくなる
いわゆる、引きこもりや不登校、登社拒否、うつ症状と呼ばれる情態

これらのことを例えて言えば
骨折したときと同じ
足元の石ころに気付かず、躓いて転び骨折をしたようなもの
その骨折の場所と程度により全治○○週間、○○ヶ月と診断される

骨折の場合一番大切なことは
まずは骨折箇所の固定と安静
その程度によって運動や生活は制限されるし、介助も必要になる
そして、リハビリ
治癒すれば自然と元の生活に戻ることができる

引きこもりは心の骨折
その場所と程度によって元に戻るための介助と支援と時間は決まる
大切なことは
骨折の事実を認め、回復のために必要な援助や支援と時間を見極めること
客観的に必要とされるものと主観的(本人の意志)に必要なものは
必ずしも同じではないことを忘れない事
その人にとって必要な時間をかけること
決して焦らないこと

骨折したことを悔やんだり、責めたり、焦っても治りはしない
適切な処置と安静と援助と時間が必須
長引く場合はどんな時か?
それは言うまでもないことであろう


Φ シニフィアン研究所のHPはこちら  http://signifiant-lab.com/