TermFetcherの使用方法 | 秀丸マクロ, Word VBA, or the like

TermFetcherの使用方法

前回の記事で紹介したTermFetcherの使用方法を説明します。

1.まず、ここから termfetcher_v0.zipをダウンロードして、適当なところに解凍します。

2.解凍されたフォルダーの中のTermFetcher_V0.0.macを、マクロフォルダに移します。

3. 通常通りマクロの登録を行い、ショートカットキーを割り当てます。
  マクロ登録の方法は、ここを参照してください。
   ショートカットキーの割り当てはここを参照してください。


4. ショートカットで起動します。

TermFetcherはショートカットキーで起動することを前提としています。ショートカットキーは何でも良いですが、前の記事の動画で紹介したCtrl + > (ピリオドのキー)を推奨します。

ショートカットキーで、TermFetcherを起動すると下図のようにタイトルバーの表示が切り替わります。

【日英モード】

秀丸マクロ, Word VBA, or the like-nichiei

【英日モード】

秀丸マクロ, Word VBA, or the like-einichi


このような表示がなされている間は、TermFetcherが稼動していることになります。

TermFetcherの稼働中は、文字入力は出来ません。
**本来は所定のキー操作以外は入力を受け付けなくするつもりでしたが、混乱を避けるために所定のキー操作以外のキー操作を行うと、マクロが終了するようになっています。

所定のキー操作を行うと、特定の動作を行います。

この特定の動作が割り当てられたキー操作をキーコマンドと呼びます。

現状、以下の表に示されるだけのキーコマンドが用意されています。


キーコマンド 動作
>日英モードの場合、現在位置の右隣の半角文字列を選択します。
英日モードの場合、現在位置の右隣の全角文字列を選択します。
<日英モードの場合、現在位置の左隣の半角文字列を選択します。
英日モードの場合、現在位置の右隣の全角文字列を選択します。
「>」と同じ動作です。
「<」と同じ動作です。
日英モードの場合、現在位置真上の位置の左隣の半角文字列を選択します。
英日モードの場合、現在位置真上の位置の左隣の全角文字列を選択します。
日英モードの場合、現在位置真下の位置の右隣の半角文字列を選択します。
英日モードの場合、現在位置真下の位置の右隣の全角文字列を選択します。
Space現在選択されている範囲の文字列をマクロ起動時のカーソル位置に移動して、マクロを終了します。
+選択範囲の右端を右方向に拡張します。
Shift ++   選択範囲の左端を左方向に拡張します。
-(ハイフン)   選択範囲の右端を左方向に縮小します。
Shift +-   選択範囲の左端を右方向に縮小します。
s日英モードと、英日モードとを切り替えます。
esc何もせずにマクロを終了してカーソルをマクロ起動時の位置へ戻します。


但し、前述のようにキーコマンド以外のキーを打つと、esc と同様マクロを終了し、カーソルを元の位置に戻すようにしています。

escキーでのみマクロを終了するように仕様を変更するためには、TermFetcher_V0.0.mac内のスクリプトの、105~110行目をコメントアウトしてください。

こんな感じです↓↓↓↓↓↓

Before
else
{
escape;
movetolineno #x, #y;
break;
}


After
// else
// {
// escape;
// movetolineno #x, #y;
// break;
// }


注意:TermFetcherが起動中であっても、他の秀丸ファイルを編集したり閲覧することが出来ます。
但しマクロを実行しようとすると、以下のようなエラーメッセージが出ます。

秀丸マクロ, Word VBA, or the like-error

このような場合は、開いてるファイルのタイトルバーを確認して、TermFetcherが起動中で無いか確認してください。

下図のようになっていれば、escでTermFetcherを終了させてください。

秀丸マクロ, Word VBA, or the like-nichiei

OR

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