王子様と裕次
王子様は
『あっちには行くな』
裕次は
『あっち行ってもいいけどこっちにも来て』
どっちもの従業員も同じことを言うようになっていってた。
2人とも毎日の営業
は欠かさない。
けど、身体の関係は一切ナシ。
みんなに『行くな』って言われるより、
『行ってもいいけどこっちにも来てね』
の方を選んだアタシ。
ある日、裕次のお店でいつものように寝てて
請求金額見て『…』
その話は王子様にも伝わってて
『だから行くなって言っただろーが。アイツのやり方解ったろ』
でも、王子様関係のイベントが2回あって請求は同じような金額。
自分で支払いをして待っててくれる王子様。
請求の電話をかけてくる裕次。
どっちも行かなくなって、行けなくなって仕事に没頭。
裕次に払い終えたのが先月の30日。
その時王子様に会って
『俺に請求くるのは来月の始めだから身体壊さない程度に仕事しな』
って言ってくれて涙が出た。
自分のやってきたコトのツケ。
全部今回ってきてる。
でも王子様の声も態度も変わっていった。
驚くほどに違う声。明らかに
をかけてるだけ。
上手く言葉も伝わらなくなった。
全て嫌味に取られるようになっていって…。
たぶん王子様に払い終わるのは今月末くらい。
そうなった時、どうなってるんだろう…。
自分に腹立たしくて、かっこ悪くて、情けなくて
涙が出てくる。
遊びとして割り切れなかった自分。
寂しさを紛らわすために使った代償。
30日に一日中考えたコトがそれ…。
そして、3月31日を迎えた…。