もう2025年版の過去問が発売されるんだよなー!
スゴイ速さ。
確かに1年分更新すればイイだけなんだけど、それにしても早い。
あんまり、売り気切れになることはないけど、売り切れてたら嫌だから別に今買っても構わないと思います。
私の感覚だと、こういった過去問に関して、算数の答えが間違えているのは見たことないかもしれません。
一番間違いが多いのは実は国語の選択問題です。
難しかったりしたら、納得できるまで説明してもらいましょう。
事実、「声の教育者」「東京学参」で答えが違うなんてザラです。
それで、私が今年度の入試で危惧しているのが
弾劾裁判についてです。
戦後8人目の弾劾裁判によって罷免された裁判官が今年でたからです。
定期的に警鐘をならしているのですが、
弾劾裁判はあくまで、弾劾裁判所の仕事であって
国会の仕事ではありません。
例えるなら、ウサギのお世話は飼育係の仕事であって、クラスの仕事とは言えないのと同じです。
東京駅の丸善にて、
三冊の中学受験向けの辞書的な社会の本を調べました。
非常に残念ですが、
すべて弾劾裁判を国会の仕事としていました。
間違いです。
日本国憲法64条を見てみましょう。
第一項
国会は、罷免の訴追を受けた裁判官を裁判するため、両議院の議員で組織する裁判所を設ける。
第二項
弾劾に関する事項は、法律でこれを定める。
国会の仕事は、「弾劾裁判所を設ける」ことで「弾劾裁判をする」ことでは決してありません。
例えば、こんな問題が出たとしましょう。
問:国会の仕事ではないものはどれですか。
ア:条約の締結
イ:条約の承認
ウ:内閣総理大臣の指名
エ:弾劾裁判
明らかに出題者が想定している答えは、アの条約の締結(これは確実に内閣の仕事ですから)なんですが、もちろんエの弾劾裁判も国会の仕事ではありません。
入試に出てしまったら、これは作っている側も分かっていませんから、アの条約の締結を選ぶしかないんですが、学校に電話すれば作問ミスとして全員に点数きます。模試でも同様です。
これが、女子学院で出題されたら地獄です。
女子学院は、こういう選択肢問題で答えが2つ以上ある場合が存在します。
そして、女子学院は決して答えを公表しません。
答えをアとエの2つを選ぶ勇気がありますか?
塾の先生なんかにもしっかり確認とったほうがいいです。
ちなみに「弾劾裁判所の設置」は数少ない衆議院の優越が働かない権利です。衆議院から7名、参議院から7名選出して弾劾裁判所を設置します。
※段階的に今期4月からの生徒を募集していきます。
月曜日:16:00~18:00(16:30~18:30)
場所:東京23区(川崎市・横浜市ならば23区以外でも可)
土曜日:12:30~14:30(13:00~15:00)
場所:東京23区
お問い合わせ・ご相談
Contact
中学受験に関する質問やその他お仕事のご相談はお気軽にどうぞ!
悩んでしまう前にご相談ください!
おすすめサイト
Recommend
お役に立てたら「いいね!」ボタンとフォローをお願い致します(^^♪