2021年のブログの再掲です。

 

女子美術大学付属中に受かった生徒の話をします。

 

1年間指導させていただきました。

色々な縁はあったのですが、いままで塾に通ったことがない生徒でした。

中学受験を経験されている方にはわかるとは思うのですが、小学6年生から0から中学受験をするっていうことは、例えるならいままで野球をやったことがないけれどないけれど、3年間野球をやっていた子のなかでレギュラーになるようなものです。

 

小学校のなかで塾に行ってない組で真ん中くらいの成績でした。

 

それでも、女子美術大学付属に本人が行きたいと望まれての指導でした。

 

中学受験の勉強は、小学校の勉強とは異なり、難しいです。

最初はこちらとしてもドキドキでした。

受かりたい。

しかし、勉強は難しすぎる。

だらか、勉強はしたくない。

 

算数は、本当に九九からの勉強でした。

国語は、(女子美は記述がほとんどなので)語尾を合わせるのに相当な労力を使いました。

なぜ?と聞かれれば、「から」でしめるとか、どういうことですか?ときかれれれば「こと」でしめるとかです。

 

この生徒に関して、全責任が私にありました。

週に2時間で志望校に受かっていただく、本当に私だけしか中学受験に対してのルートがないという状況でした。

 

私がとった戦略は、課題、宿題を本当に最低限に抑えることでした。

「これだけやってください」「これ以外はやらないでください」

が基本でした。

 

自分で言い訳しない戦略です。

ある塾では信じられない課題をだして、「この課題をこなさないから結果出ません」というところもあります。

 

勉強嫌いな子にこの戦略って最低だと思います。

 

中学受験生にとって、例えば「つるかめ算」って常識中の常識ですが、中学受験をしていない生徒にとっては常識ではありません。

一生懸命に調べ上げをやろう!ということもやりました。

もちろん、考えかたも教えなからですが。

 

計算の順番なんかも一番力をいれたところです。

私は怒るタイプの指導者ではないので、ずーと付き合いました。

何度、計算の順番を間違えても、何度も笑顔で一緒に計算しました。

 

国語の記述なんて完璧なものはできない!ということも理解し納得していただき、感謝しました。模範解答なんて書けるわけないんだから、このポイントだけ抑えて書こうっていうこともご両親を含め納得していただいたのは合格へ近道だったと思います。

 

漢字もずっと一緒に練習しました。

計算も、漢字も少しずつ向上するものだと子の生徒が証明してくれました。

 

 

学校の成績もままならかった生徒が一年で学校の成績もよくなり、自信をもち、親子で頑張って絆が強まったと言っていただけました。

 

1年間指導して本当によかったことは、この生徒の笑顔が増えたことです。

最初は、ずっとムスッとしていたのですが、最後はこちらの問いかけに笑顔で応えてくれていました。

 

塾なし、週に2時間の家庭教師だけでこんなこともありました!という一例です。

 

生徒さま本人、ご両親に指導させていただき感謝しかありません。

 

この子に使った教材は

 

 

 

 

※段階的に来期2月からの生徒を募集していきます。

 

月曜日:16:00~18:00(16:30~18:30)

場所:東京23区(川崎市・横浜市ならば23区以外でも可)

下の「指導依頼」からお願い致します。

 

水曜日:16:00~18:00(16:30~18:30)

場所:東京23区

下の「指導依頼」からお願い致します。

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